TEL. 076-216-0123
受付時間 9:00-18:00

BLOG

女性の更年期障害|原因・症状・治療法と受診する目安を解説

「最近、理由もないのに急にイライラしたり落ち込んだりしてしまう……」

「突然身体がカッと熱くなったり、汗が止まらなくなったりするのはどうして?」

40代半ばを過ぎると、それまでになかった心や体の変化を感じて戸惑う女性も多く見られます。

体調がすぐれない日々が続くと、自分の性格や身体がガラッと変わってしまったかのように感じ、自分を責めてしまう方もいらっしゃいます。

この記事では、そんなイライラや身体の変化の原因として考えられる「更年期障害」について、症状や婦人科を受診する目安、具体的な治療方法を分かりやすく解説します。

女性の更年期障害の原因

更年期障害によるさまざまな不調は、なぜ特定の年代に多く現れるのでしょうか。

その背景には、主に3つの原因が隠れています。

エストロゲン減少によるホルモンバランスの乱れ

更年期障害を引き起こす最大の原因は、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」の急激な減少です。

女性は40代半ばを過ぎると、卵巣の機能が徐々に低下し始めます。

これに伴い、エストロゲンの分泌量も大きく揺らぎながら減っていきますが、これが脳にある視床下部(ししょうかぶ)を混乱させて自律神経のバランスを乱すこともあります。

脳が「ホルモンを出せ」と命令しているにもかかわらず、卵巣がそれに応えられないため、脳がパニックを起こしてしまうのです。

自律神経は以下のような働きをコントロールしているため、結果として身体のあちこちにさまざまな不調が現れてしまいます。

  • 体温の調節
  • 発汗のコントロール
  • 血圧や心拍数の維持
  • 睡眠の周期や質の調整
  • 胃腸の動き
  • 代謝の管理

加齢による身体の変化

ホルモンの劇的な変化と同時に、「加齢による身体の変化」が重なるタイミングでもあります。

40代後半から50代にかけては、卵巣機能の低下だけでなく、基礎代謝の低下、筋肉量の減少、骨密度の低下、睡眠の質の変化などが同時に進んでいく年代です。

これらの身体の変化による疲れやすさや体力の衰えが、更年期特有の不調をさらに自覚しやすくしてしまうのです。

「単なる年齢のせい」とひとくくりにしてしまうのではなく、今まさに自分の身体が大きな転換期にあるということを正しく理解してあげましょう。

精神的・社会的ストレス

更年期にあたる年代の女性は、人生のなかでも特に大きな環境の変化が訪れやすい時期です。

特に、以下のような心理的・社会的なストレスが重なりやすいでしょう。

  • 子どもの就職や結婚による独立
  • 親の高齢化に伴う介護問題
  • 職場における責任ある立場の増大やキャリアの悩み
  • 長年連れ添ったパートナーとの関係性の変化

これらのストレスは、自律神経の乱れと深く影響し合います。

ストレスがホルモンの乱れを悪化させ、ホルモンの乱れがストレスへの抵抗力を弱めるという悪循環が生まれ、症状をより重くしてしまう原因になります。

女性の更年期障害でよく見られる症状

更年期障害の症状は「不定愁訴(ふていしゅうそ)」とも呼ばれ、日によって現れる場所や強さが変わるという特徴があります。

身体に現れる症状

更年期障害でもっとも多くみられるのが、自律神経のコントロールがうまくいかなくなることで起こる身体症状です。

ほてり・のぼせ(ホットフラッシュ) 急な発汗、寝汗 動悸、息切れ
めまい、立ちくらみ 頭痛、肩こり、腰痛 関節の痛み、しびれ
冷え、手足の冷感 倦怠感、疲れやすさ 不眠、寝つきの悪さ

心に現れる症状

エストロゲンの減少は、身体だけでなく心にも大きな影響を及ぼします。

これは、エストロゲンが幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の合成に関わっているためです。

エストロゲンが減るとセロトニンも同時に減少し、気持ちが安定しにくくなってしまうのです。

イライラしやすい 理由のない不安感 意欲の低下
情緒不安定 集中力・記憶力の低下 気分の落ち込み・憂うつ感

女性の更年期障害で婦人科を受診する目安

「これくらいで病院に行ってもいいのかな?」「もっとつらい人はたくさんいるし……」と、受診をためらう女性も少なくありません。

婦人科を受診するタイミングは、症状が重いかどうかではなく、「あなたがつらいと感じているかどうか」で判断することが大切です。

その他にも、以下のような状態の場合は、なるべく早めに婦人科を受診してください。

  • 日常生活や仕事に支障が出ている
  • 家事や育児に集中できない
  • 不調が数週間以上続いている
  • 気分の落ち込みや不眠が改善しない

「我慢できないほどではないけれど、毎日がつらい」「以前の自分と違って調子が悪い」という段階で受診していただいて大丈夫です。

また、更年期障害と似た症状には、甲状腺の病気や高血圧、うつ病といった病気が隠れていることもあります。

これらを自己判断で見分けるのは難しいため、隠れた病気を見逃さないためにも、まずは一度婦人科の専門医に相談しましょう。

いこまともみレディースクリニックでの更年期障害の治療方法

いこまともみレディースクリニック婦人科では、患者様一人ひとりの症状やライフスタイル、体質に合わせて、無理なく続けられる治療方法をご提案しております。

ホルモン補充療法(HRT)

更年期障害の根本的な原因である「エストロゲンの減少」を、薬で適切に補う治療法です。

純粋な更年期障害が原因の不調であれば、ホットフラッシュや発汗、動悸などに対し、ほとんどの患者様に高い効果が期待できます

さらに、エストロゲンを補うことで骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ効果もあるため、将来的な骨粗しょう症の予防(骨密度の維持)や骨折のリスク低下にもつながります。

一方で、ホルモン補充療法を長期間継続して行う場合、乳がんの発症リスクがわずかに上昇するという報告があります。

ただし、その上昇率はごくわずかであり、定期的な乳がん検診を受けることで早期発見が可能です。

また、過去に血栓症を患ったことがある方や、重度の肝臓の病気がある方などは、治療を受けられない可能性もあります。

当院では、診察の際に医師がしっかりと既往歴を確認したうえで適切な治療法をご提案いたします。

漢方治療

東洋医学の考え方に基づき、患者様の「証(体質や体格、症状の現れ方)」に合わせて最適な漢方薬を処方する治療法です。

全体のバランスを整えながら、複数の症状にゆっくりとアプローチします。

  • 加味逍遙散:イライラ・不安・のぼせ
  • 当帰芍薬散:冷え・むくみ・貧血傾向
  • 桂枝茯苓丸:のぼせ・頭痛・肩こり

漢方薬は西洋薬に比べて副作用が少なく、身体への負担が穏やかです。

がんの既往などでホルモン補充療法を受けられない方はもちろん、「できるだけ自然な形で体調を整えたい」という方にも適しています。

プラセンタ注射

ヒトの胎盤から抽出された豊富な栄養成分(アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど)のエキスを、皮下または筋肉に注射する治療法です。

自律神経のバランスを整え、免疫力を高める効果があり、更年期特有のさまざまな症状全般に有効です。

プラセンタ注射は、効果をしっかりと実感して維持するため、治療開始から最初の3週間ほどは「週に2回」の通院が必要です。

その後は週に1回程度の通院を継続する形になるため、定期的に通院ができる方向けの治療法です。

また、日本の厚生労働省の決まりにより、プラセンタ注射を一度でも受けたことがある方は、それ以降献血を受けられなくなります

このリスクと注意点を十分にご理解いただいたうえで、治療を選択していただく必要があります。

更年期障害の治療法を詳しく見てみる

更年期障害にお悩みなら「いこまともみレディースクリニック」まで

更年期は決して病気に絶望する期間ではなく、女性の身体がこれから先の人生をより身軽に、自分らしく生きていくために変化している時間です。

この変化に伴う症状がつらいときは、医療の力を借り、上手に不調をやわらげてあげましょう。

いこまともみレディースクリニック婦人科では、患者様が「今、何に一番困っているのか」を丁寧にお伺いし、プライバシーに配慮した空間で診療を行っております。

ホルモン補充療法によるスピーディーな改善、漢方薬による優しい体質改善、そしてプラセンタ注射など、豊富な選択肢の中からあなたに最適なオーダーメイドのケアを一緒に見つけていきましょう。

「年齢のせいだから我慢しないと」と思わずに、どうぞお気軽に当院を頼ってくださいね。

【FAQ】女性の更年期障害に関するよくある質問

最後に、更年期障害に関していただくことの多いご質問に回答いたします。

Q:更年期障害は何年続きますか?

A:医学的には、閉経を迎える時期を挟んだ「前後の5年間(合計10年間)」を更年期と呼びます。

ただし、この期間中ずっと激しい症状が続くわけではありません。

症状が続く期間や程度には大きな個人差があり、数か月で波が落ち着く方もいれば、5年以上変化を繰り返しながら続く方もいらっしゃいます。

大切なのは、適切な治療を行うことで、つらい期間を短縮したり症状をコントロールしたりできるということ。

「いつか自然に治るから」と我慢するのではなく、早めに婦人科を受診し、快適な毎日を取り戻しましょう。

Q:HRTは保険適用されますか?

A:更年期障害の診断のもとで行うホルモン補充療法(HRT)には、健康保険が適用されます。

同時に、診察に基づいて処方される漢方薬の多くも、保険適用にて受けていただくことが可能です。

ただし、プラセンタ注射に関しては保険適用となる条件が厳しく限られており、それを外れる接種は自由診療(保険外診療)となります。

ご自身の症状が保険の対象になるかどうかや、具体的な費用負担については、診察時に医師へお気軽にご相談ください。

Q:30代でも更年期障害になりますか?

A:本来の更年期は45〜55歳ごろですが、30代でもストレスや生活習慣の乱れによるホルモン減少で、同様の不調(若年性更年期障害)が起こるケースがあります。

また、頻度は低いものの、40歳未満で完全に卵巣の機能が停止してしまう「早発閉経(そうはつへいけい)」という疾患の可能性も否定できません。

「まだ若いから更年期なんて関係ない」と放置せず、血液検査でホルモンの数値を正確に調べるためにも、一度婦人科を受診してください。

Q:症状が軽くても受診していいですか?

A:もちろんです。

受診の目安は症状の重さではなく「ご自身がつらいかどうか」です。

症状がまだ軽いうちに専門医に相談しておくことで、その後の重症化を防ぎ、生活の質を守ることにつながります

また、「更年期のせいだと思っていたら、実は他の病気が隠れていた」という発見につながることもあるため、ぜひ違和感を覚えたタイミングでご相談ください。

まとめ

更年期障害の症状がつらいときは、お薬の力を借りたり、ライフスタイルを見直したりすることで、不調と上手に付き合っていくことができます。

いこまともみレディースクリニック婦人科では、患者様が笑顔で心地良い毎日を過ごせるように、スタッフ一同全力でサポートさせていただきます。

「更年期かどうかわからない」「つらいけど誰にも相談できない」というお悩みは、一人で抱え込まず、私たちにご相談ください。

スタッフとの二人三脚で、快適な毎日を取り戻しましょう。

診療時間
MEDICAL HOURS

AM
9:00〜12:00
プラセンタ注射
サプリメント購入
プラセンタ注射
サプリメント購入
休診 プラセンタ注射
サプリメント購入
プラセンタ注射
サプリメント購入
AM
9:00〜13:00
PM
13:00〜18:00
休診
※13:30〜 休診
  • 電話番号
    076-216-0123
  • 受付時間
    9:00〜18:00
  • 休診日
    水曜日・土曜日午後・日曜日・祝日

※金曜日のみ13:30~診療いたします。
初診最終受付 平日17:30、土曜12:30

プラセンタ注射・サプリメント購入は午前中も可能です。(水・日・祝日除く)
マンジャロ注射・ビジリス利用は午前中も可能です。
再診の患者様でいつものお薬のみご希望の方、検査不要の方、治療に関するお問い合わせの方に限り、オンライン診療で対応可能です。

アクセス
ACCESS

ご予約・お問い合わせ
CONTACT

  • LINEからのご予約
    【24時間受付可能】

  • お電話からのご予約
    【受付時間9:00~18:00】

    TEL.076-216-0123