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排卵期の出血は病気?原因や不正出血の見分け方についても解説
排卵期に少量の出血があると、何かの病気ではないかと不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
排卵期の出血は生理的に起こるケースもある一方で、実際に病気が潜んでいることもあり、事前に見分け方を知っておくことが大切です。
本記事では、排卵期に出血が起こる原因や病気による出血との違い、受診が必要となるサインまで詳しくご紹介します。

排卵期の出血とは何か
排卵期とは、月経と月経の間(前回の月経開始から10~14日後)を指します。
排卵前後は女性ホルモンの分泌量が大きく変化するため、子宮内膜が刺激を受け、わずかな出血を生じることがあります。薄いピンク色や茶色っぽいおりものとして気が付くケースが多く、通常は量もごくわずかです。
その多くは心配のいらない「生理的な出血」ですが、いつもより量が多い、痛みが強いなど気になる症状がある場合は、身体に異変が起きている可能性があります。
排卵期の出血|生理的(正常)な原因によるケース
排卵期の出血は、多くの場合生理的な変化の範囲内で起こるものです。正常な場合、以下のようなメカニズムが関係しています。
ホルモンバランスの変化・乱れ
排卵前は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が一気に上昇し、排卵後には急下降します。
この急激なホルモンの変動によって子宮内膜が刺激され、軽い出血が起こることがあります。
卵胞破裂・卵巣表面の微小な傷
排卵は、卵巣から卵子が飛び出す現象です。
卵子が飛び出す際に卵胞が破れるため、卵巣の表面にごく小さな傷がつき、出血することがあります。
生活リズムや生活習慣の乱れ
睡眠不足、強いストレス、過労、急なダイエットなどでホルモンバランスが崩れると、排卵期の出血が起こりやすくなります。
出血が少量で短期間で止まるのであれば問題ありませんが、生活習慣の乱れが長引いて出血を繰り返す場合は早めに婦人科へ相談することが大切です。
排卵期の出血|病気が原因によるケース
排卵期に起こる出血のなかでも、量や期間、痛みの度合いによっては思わぬ病気が潜んでいる可能性があるため注意が必要です。
子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れている
以下のような病気は、排卵期に限らず不正出血を起こすことがあります。
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- 子宮内膜ポリープ
- 卵巣の問題
- 黄体機能不全
出血量が多い、鮮血が続いている、数日間止まらない、強い腹痛があるなどの場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
出血以外の症状もある場合
出血だけでなく、以下のような症状がある場合も、病気の可能性が高まります。
- 強い下腹部痛
- 発熱
- においのあるおりもの
- 腰痛
- 性交痛
一つでも当てはまる場合は、なるべく早く受診することが大切です。
排卵期出血と不正出血の見分け方
排卵期の出血は生理的な変化の一部ですが、不正出血は病気のサインであるケースが多いです。
排卵期出血と不正出血の見分け方のポイントをご紹介します。
排卵期の出血の特徴
- 時期:月経終了後~次回月経前の中間あたり(排卵期)に起こる
- 出血の量・色:少量、ピンク・茶色・淡い赤/数時間~数日
- 出血の期間:1日~数日、自然に止まることが多い
- 痛み・その他の症状:軽い違和感・下腹がちょっと張る程度で日常生活に支障がない
- 月経周期との関係:月経周期が一定ならば「排卵期の出血」の可能性高め
不正出血の特徴
- 時期:月経とは関係ないタイミングで、月経が終わった直後、次の月経までまだ時間がある時などは要注意
- 出血の量・色:出血が多量、鮮赤・鮮血、色が濃い
- 出血の期間:1週間以上続く、周期ごとに繰り返している
- 痛み・その他の症状:強い下腹部痛・腰痛・発熱・性交痛・刺すような痛み
- 月経周期との関係:月経周期が乱れていたり、不整だったり、長期にわたる出血
不正出血かどうか判断がつかない場合や、少しでも不安があるときは、早めに婦人科へ相談しましょう。
排卵期の出血であっても受診した方がいい場合
排卵期の出血は軽度で自然に軽快するケースが多いですが、以下のような場合は症状が悪化する前に早めの受診をおすすめします。
- 出血が1週間以上続いている
- 出血の量が多い。ナプキンを何回も取り替えるほど鮮血が続いている
- 強い下腹部の痛みがあり、長時間続く腰痛・発熱・性交時の激痛などがある
- 月経周期が急に変わった、あるいは、毎回パターンが変わる
- 妊娠の可能性があるときに出血があった
排卵期の出血と妊娠の関係
排卵期に出血があると、「妊娠しやすくなった」「妊娠しにくくなった」と思われる方がいらっしゃいますが、排卵時期が近づいている目安にはなるものの、出血自体が妊娠を示すものではありません。
排卵期の出血と間違えやすい症状の一つに、妊娠初期の不正出血「着床出血」があります。
しかし、着床出血は妊娠した全ての方に起こるわけではなく排卵期出血と見分けがつきにくいため、妊娠の可能性がある方は早めに産婦人科を受診するようにしてください。
また、排卵期前後に出血があるときは感染のリスクが高いため、性行為を避けるようにしましょう。
排卵期出血があったときの過ごし方や注意すべきこと
排卵期に出血があったときは普段よりも身体を労り、ゆっくりと休むことが大切です。具体的な過ごし方のポイントと注意点を確認しておきましょう。
排卵期出血があったときの過ごし方
- 激しい運動や長時間の仕事はなるべく避け、無理をせずに過ごす
- 身体を冷やさないよう、入浴や温かい飲み物で血行を促進する
- 出血が多い日は月経用ナプキンを付けておく
- 普段よりも睡眠時間を長めに確保する
排卵期出血があったときに注意すべきこと
- 出血が増えたり、鮮血が続いたりするときは早めに受診する
- 性行為は感染のリスクが高いため避ける
- 強い痛みや発熱がある場合はすぐに婦人科へ相談する
まとめ
排卵期の出血は生理的な変化で起こることが多く、数日で落ち着くことがほとんどです。ただし、量が多い、痛みが強い、長引くといった不正出血の特徴に当てはまる場合は、なるべく早く婦人科を受診しましょう。
いこまともみレディースクリニックの婦人科外来は、排卵期の出血をはじめとした女性ならではのお悩みが相談しやすい、皆様の身近なかかりつけ医としてサポートさせていただきます。
身体の変化を見逃さず、症状の悪化を防ぐためにも、「なにかいつもと違う」といったご不安なことがある方は、いこまともみレディースクリニックまでお気軽にご相談ください。
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